治療について

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精子凍結

精子凍結とは射出や手術などで採取した精子を-196℃で凍結し保存することです。

将来必要に応じて融解し治療に用いることができます。

適応①生殖補助医療に備えて

・パートナーが採卵当日や人工授精当日に仕事の都合で採精できない場合

・精液所見が不良で採卵当日に運動精子が確保できない可能性がある場合

・TESE(精巣内精子採取術)を行った場合

など

適応②妊孕性温存のための精子凍結(医学的適応)

悪性腫瘍や白血病などに罹患した際、治療(外科的治療、化学療法、放射線療法)が原因で造精機能の低下が起こり、妊孕性(妊娠するために必要な力)に影響を受けると予測される男性に対して治療前に精子を採取・凍結保存を行います。 

未婚、既婚問わず凍結保存が可能です。

凍結方法・凍結保存期間について

    

    採精した精子、または精巣組織を凍結保存液と混和し容器

   に入れ、-196℃の液体窒素中に保存します。

保存期限は凍結日より1年間です。 保存継続の場合は郵送いたします。 保存延長書類の提出と費用が必要です。

なお、保存中止(破棄)の場合も保存中止書類の提出をお願いします。

凍結精子を用いた治療

凍結保存しておいた精子で妊娠を望まれる場合、融解後の精子は運動性に影響を受けるため、人工授精を行う場合は妊娠率が低下します。

また、高度生殖補助医療(ART)で凍結精子を用いる場合は顕微授精を選択します。

精子凍結ご希望の時のお問い合わせ

当サイトの診療予約より初診(再診)予約してください。

妊孕性温存での凍結ご希望の場合、原疾患の治療施設からの紹介、もしくはご自身で予約してください。

なお、診察の結果、医師の判断によりご希望に添えない場合もございます。